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象戯
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しょうぎ
ふりがな文庫
“
象戯
(
しょうぎ
)” の例文
家康が入ってゆくと、そこの一隅に、
蝋燭
(
ろうそく
)
を一本立てて、
象戯
(
しょうぎ
)
をさしている男がある。見ると、そのひとりが又四郎だった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
猴の
黠智
(
かっち
)
驚くべし、ある説に猟人
黐
(
もち
)
と
履
(
くつ
)
を備うるに猴その人の真似して黐を身に塗り履を
穿
(
は
)
きて捕わると、ムキアヌスは猴よく蝋製の
駒
(
こま
)
を識別し習うて
象戯
(
しょうぎ
)
をさすといった。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
私は、ふと
象戯
(
しょうぎ
)
をしたく思って、どうでしょうと誘ったら、深田久弥も、にこにこ笑いだして、気がるく応じた。日本で一ばん気品が高くて、ゆとりある合戦をしようと思った。
狂言の神
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「オオ。何やらちと退屈をおぼえた、そちを相手に、
象戯
(
しょうぎ
)
でもさそうかと思うて。
盤
(
ばん
)
をこれへもて」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
象戯
(
しょうぎ
)
をさしているうちに、いつか主従の見さかいも忘れ、余りに暴言を吐くので、
懲
(
こ
)
らしめてくれようとしたところ、さらに
悪罵
(
あくば
)
を放って、逃げて行ったというのである。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
“象”で始まる語句
象
象牙
象徴
象嵌
象眼
象山
象潟
象棋
象牙彫
象形