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黠智
ふりがな文庫
“黠智”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かっち
60.0%
かつち
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かっち
(逆引き)
猴の
黠智
(
かっち
)
驚くべし、ある説に猟人
黐
(
もち
)
と
履
(
くつ
)
を備うるに猴その人の真似して黐を身に塗り履を
穿
(
は
)
きて捕わると、ムキアヌスは猴よく蝋製の
駒
(
こま
)
を識別し習うて
象戯
(
しょうぎ
)
をさすといった。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さて予の考うるは右の諸因のほかに兎が
黠智
(
かっち
)
に富むのもまた悪獣と見られた一理由だろ。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
黠智(かっち)の例文をもっと
(3作品)
見る
かつち
(逆引き)
アイモニエー曰く、猫
往昔
(
むかし
)
虎に
黠智
(
かつち
)
と躍越法を教えたが
特
(
ひと
)
り糞を埋むる秘訣のみは伝えず、これを
怨
(
うら
)
んで虎今に猫を嫉むとカンボジアの俗信ずと。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その餌を
捉
(
と
)
るに
黠智
(
かつち
)
神のごとき故アフリカや太平洋諸島で殊に崇拝し、熊野の古老は夷神はその実鮫を祀りて
鰹
(
かつお
)
等を浜へ追い来るを祈るに基づくと言い、オランラウト人は鮫と鱷を兄弟とす
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
黠智(かつち)の例文をもっと
(2作品)
見る
黠
漢検1級
部首:⿊
18画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
“黠”で始まる語句
黠
黠児
黠虜
黠計
黠豪