豊臣秀吉とよとみひでよし)” の例文
それというのは、豊臣秀吉とよとみひでよしがここ二、三年のうちに、朝鮮征伐ちょうせんせいばつを実行するらしかったので、もしそうなると、清兵衛せいべえもむろん毛利輝元もうりてるもとについて出陣しゅつじんせねばならぬ。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
この高慢税を納めさせることをチャンと合点がてんしていたのは豊臣秀吉とよとみひでよしで、何といっても洒落しゃれた人だ。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
豊臣秀吉とよとみひでよしが織田信孝のぶたかの賊臣桑田彦右衛門くわたひこえもん挙動きょどうよろこばず、不忠不義者、世の見懲みごらしにせよとて、これを信考の墓前ぼぜんはりつけにしたるがごとき、是等これらの事例は実に枚挙まいきょいとまあらず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天正十九年に、豊臣秀吉とよとみひでよしから現在の、京都下京堀川、本願寺門前町に寺地じちの寄附を得た。しかし、この時に今日こんにちの東西本願寺——本願寺派本山のお西にしと、真宗大谷派本願寺のおひがしとが分岐した。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
後の豊臣秀吉とよとみひでよしである。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)