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へりくだ
ふりがな文庫
“
謙遜
(
へりくだ
)” の例文
かしこに
謙遜
(
へりくだ
)
れる聖歌の作者
衣
(
きぬ
)
ひき
褰
(
かゝ
)
げて亂れ舞ひつゝ
恩惠
(
めぐみ
)
の
器
(
うつは
)
にさきだちゐたり、この時彼は
王者
(
わうじや
)
に餘りて足らざりき 六四—六六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
あるいは自ら高く標置して民に
謙遜
(
へりくだ
)
るの雅量なきものあり、あるいは貴族の特権に気驕りて、奮励以て実力を養わんとせざるものあり
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
年の頃は二十五六、平次と幾つも違いませんが、
謙遜
(
へりくだ
)
って、隅っこに丸く坐り、狭い
袷
(
あわせ
)
で膝小僧を隠している様子は、いかにも人柄らしく見えます。
銭形平次捕物控:019 永楽銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
だが、それは、その時
微
(
かす
)
かに吹いてゐた風に乘つて、飛び散つてしまつたやうに思はれた。で、私はその祈を止めて、變化と刺㦸を求めて、もつと
謙遜
(
へりくだ
)
つた嘆願をした。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「それぢや、どこに吾々の安心を得ませう。」と田住は
謙遜
(
へりくだ
)
つた声で尋ねた。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
▼ もっと見る
と、
謙遜
(
へりくだ
)
った気持にもなるし、またその気持を乗りこえたものが
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それから、あらたまって
謙遜
(
へりくだ
)
りつつ言ったのである。——
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
またある時はみずから
野卑
(
やひ
)
と称するほど
謙遜
(
へりくだ
)
る。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「少しばかりの改良——といわれるけれど、本当はその仕事が実に大変なことなんでしょう、そんなに
謙遜
(
へりくだ
)
ることはありませんよ、絶対ありません、とにかくこれだけ出来ればすばらしい成功です、寧ろ大いに自慢し宣伝した方が、国家のためだと思いますね」
火星の魔術師
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
けれども彼らが自ら
謙遜
(
へりくだ
)
って多数の中に没頭し、陽に多数者の意嚮に随従しつつ、陰に多数者の精神的指導者として公事に尽す時
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
相手は町人ながら苗字帯刀を許された身分、平次は
謙遜
(
へりくだ
)
って挨拶しました。
銭形平次捕物控:072 買った遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
光秀は、
謙遜
(
へりくだ
)
って
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかも実力の優等階級もまた多くは
謙遜
(
へりくだ
)
って民衆の友、民衆の僕たることを甘んぜない。それ更に大いなる社会の欠陥である。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
相手は町人乍ら苗字帶刀を許された身分、平次は
謙遜
(
へりくだ
)
つて挨拶しました。
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
謙
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
遜
常用漢字
中学
部首:⾡
14画
“謙遜”で始まる語句
謙遜家
謙遜心
謙遜者