トップ
>
諷然
ふりがな文庫
“諷然”の読み方と例文
読み方
割合
ひょうぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうぜん
(逆引き)
やがて落葉を踏む音して、お杉
婆
(
ばばあ
)
は
諷然
(
ひょうぜん
)
と帰って来た。男は黙って鳥を
咬
(
かじ
)
っていた。二人共に
暫時
(
しばし
)
は何の
詞
(
ことば
)
をも交さなかったが、お杉の方から
徐
(
しずか
)
に口を切った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
独語
(
ひとりごと
)
のように云って、お杉は
矗然
(
すっく
)
と
起
(
た
)
ち
上
(
あが
)
ったかと見る
中
(
うち
)
に、左右の人々を一々
睨
(
ね
)
め廻しながら、
彼女
(
かれ
)
はふらふらと歩き出した。
加之
(
しか
)
も今の
騒動
(
さわぎ
)
は忘れたように、
諷然
(
ひょうぜん
)
と表へ出て行った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
諷然(ひょうぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
諷
漢検1級
部首:⾔
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“諷”で始まる語句
諷
諷刺
諷諫
諷詠
諷経
諷示
諷刺詩
諷誦
諷語
諷諭