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諜報
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ちょうほう
ふりがな文庫
“
諜報
(
ちょうほう
)” の例文
なぜならば、去年八月、
斎藤義龍
(
さいとうよしたつ
)
の病死と聞えたのは、その後、敵の戦意や
諜報
(
ちょうほう
)
から見ても、もはや確実なことだったからである。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸の新聞は落首と
悪刷
(
あくず
)
りであったように、江戸の
諜報
(
ちょうほう
)
機関は
斯
(
こ
)
う言った早耳と井戸端会議と、そして年中どこかで開かれている、寄合い事であったのです。
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
刈屋
(
かりや
)
の御城主、水野忠重どのもまた、数正と
諜報
(
ちょうほう
)
を
交
(
か
)
わし、いずこの道をえらんでか、城をすてて、大坂方へ
奔
(
はし
)
られた様子でござる」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸中に
諜報
(
ちょうほう
)
の網を張っている
順風耳
(
はやみみ
)
の八五郎は、毎日下っ引が持ってくる
夥
(
おびただ
)
しい事件の中から、モノになりそうなのを一応調べて親分の銭形平次に報告するのです。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
根来
(
ねごろ
)
へ、根来へ、とそれは
奔河
(
ほんが
)
をなして行く。早くも、根来の衆徒は、
諜報
(
ちょうほう
)
にこぞり立って、
泉州
(
せんしゅう
)
岸和田
(
きしわだ
)
附近から、
千石堀
(
せんごくぼり
)
、
積善寺
(
しゃくぜんじ
)
、
浜城
(
はましろ
)
などにわたって、
砦
(
とりで
)
を構え
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
刻々の
諜報
(
ちょうほう
)
は、その家康の行動を、いながら彼に明らかに知らせている。家康もまたわれに劣らぬ覚悟と悪意と全力とを傾けつつあることが手に取るように彼には見える。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諜報
(
ちょうほう
)
によれば、この三月なかばまでには、信雄は清洲に移り、家康は岡崎を発し、両者は清洲に会同して、作戦をねり、かつ大々的に秀吉の非を鳴らして、自己の名分を天下に訴え、堂々と
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、城市のまん中にある
厳
(
いか
)
めしい
官衙
(
かんが
)
には、泣く子もだまるという怖ろしいお奉行が住んでいた。外は他国の
諜報
(
ちょうほう
)
策動に、内は市民の道義と起居に、いやしくも
法縄
(
ほうじょう
)
を飾り物にはしていない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ばくろ町へ行って、武蔵の張番に立っている若い者からの
諜報
(
ちょうほう
)
によると
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸方に
網
(
あみ
)
の目を張っている物見の
諜報
(
ちょうほう
)
は実に早い。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、議事の半ばに、江北の
諜報
(
ちょうほう
)
がとどいて
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諜報
(
ちょうほう
)
を聞いて、利家は
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“諜報”の解説
諜報(ちょうほう、en: Espionage、エスピオナージ、en: Spying、スパイ行為・スパイ活動)とは、秘密や機密情報を正当な所有者の許可を得る事なく、取得する行為である。スパイ(en: Spy)とは、秘密情報を入手(つまり諜報)する者を指す。
(出典:Wikipedia)
諜
漢検準1級
部首:⾔
16画
報
常用漢字
小5
部首:⼟
12画
“諜報”で始まる語句
諜報局
諜報方
諜報網
諜報機関
諜報中継局