トップ
>
言外
>
げんがい
ふりがな文庫
“
言外
(
げんがい
)” の例文
それがうまくいったら、筆屋の油御用のほうも、
奔走
(
ほんそう
)
して
纏
(
まと
)
めてやろう——そうは言わないが、いわなくても解っている。山城守と長庵のあいだの、
言外
(
げんがい
)
の交換条件であった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
老所長の言葉は、なんだか六条子爵のことを
言外
(
げんがい
)
に含めていっているようにも
響
(
ひび
)
いた。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
酸
(
す
)
ッぱくしても云わぬそれでも結局のところ相手はやはり当の本人の佐助であることが
言外
(
げんがい
)
に
酌
(
く
)
み取れた決して白状しませぬとこいさんに約束した手前を
恐
(
おそ
)
れて
明瞭
(
めいりょう
)
には云わないのだがそれを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
加瀬谷少佐のことばには、無限の
慈愛
(
じあい
)
が
言外
(
げんがい
)
にあふれていた。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“言外”の意味
《名詞》
言葉に表現されない部分。
(出典:Wiktionary)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言上
言訳
言草
言問
言出