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見出
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みい
ふりがな文庫
“
見出
(
みい
)” の例文
その
何処
(
いずこ
)
にも興味を
見出
(
みい
)
だし得なかった彼は、会談の
圏外
(
けんがい
)
へ
放逐
(
ほうちく
)
されるまでもなく、自分から
埒
(
らち
)
を
脱
(
ぬ
)
け出したと同じ事であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それに対する地球の引力は距離の遠いだけ減っているのを
見出
(
みい
)
だし、その大きさが
丁度
(
ちょうど
)
距離の二乗に逆比例するということを計算で出したのでした。
ニュートン
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
しかし藪地へ届かない前に彼は敵に
見出
(
みい
)
だされた。それはオンコッコの仲間ではなくて、日英同盟の軍隊であった。すなわち来島十平太とゴルドン大佐との連合軍であった。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
緩慢な、回顧的な生活にのみ
囲繞
(
いにょう
)
されている地上の生活に於て、私はその最も純粋に近い現われを、相愛の極、健全な愛人の間に結ばれる抱擁に於て
見出
(
みい
)
だすことが出来ると思う。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
美しきこの処女谷を
見出
(
みい
)
でたるわが喜びの似るものもなき
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
▼ もっと見る
すべてお秀が
背負
(
しょ
)
って立たなければならないという意味であった。したがってお延の心は存外平静であった。少くとも、良心に対して
疚
(
や
)
ましい点は容易に
見出
(
みい
)
だされなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見下
見上
見送
見透
見做
見当
見廻