シエード)” の例文
何燭か知りませんが兎に角非常に明るい電灯が昼間のやうに紅色のシエードの下に輝いてゐました。さうして室はもう充分暖たまつて居りました。春が急に来たのではないかと怪むだ程でした。
嘆きの孔雀 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
シエードのまはりにはきらきらとしたビードロの氷柱つらゝがさがり
沼辺より (新字旧仮名) / 牧野信一(著)