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裏崕
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うらがけ
ふりがな文庫
“
裏崕
(
うらがけ
)” の例文
拝殿
(
はいでん
)
の
裏崕
(
うらがけ
)
には
鬱々
(
うつうつ
)
たる其の公園の森を
負
(
お
)
ひながら、
広前
(
ひろまえ
)
は一面、
真空
(
まそら
)
なる太陽に、
礫
(
こいし
)
の影一つなく、
唯
(
ただ
)
白紙
(
しらかみ
)
を
敷詰
(
しきつ
)
めた
光景
(
ありさま
)
なのが、
日射
(
ひざし
)
に、やゝ
黄
(
きば
)
んで、
渺
(
びょう
)
として、
何処
(
どこ
)
から散つたか
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
拝殿の
裏崕
(
うらがけ
)
には
鬱々
(
うつうつ
)
たるその公園の森を負いながら、
広前
(
ひろまえ
)
は一面、
真空
(
まそら
)
なる太陽に、
礫
(
こいし
)
の影一つなく、ただ
白紙
(
しらかみ
)
を敷詰めた
光景
(
ありさま
)
なのが、
日射
(
ひざし
)
に、やや
黄
(
きば
)
んで、
渺
(
びょう
)
として、どこから散ったか
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裏崕
(
うらがけ
)
の石段を降りる時、宗吉は狼の峠を越して、花やかな都を見る気がした。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
崕
漢検準1級
部首:⼭
11画
“裏”で始まる語句
裏
裏店
裏梯子
裏面
裏口
裏手
裏庭
裏門
裏通
裏漉