“真空”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞空
読み方割合
しんくう40.0%
まそら40.0%
しんぐう10.0%
エア10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ははあ、ここは空気の稀薄きはくほとんど真空しんくうひとしいのだ。だからあの繊細せんさいな衣のひだをちらっとみだす風もない。)
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
清水の真空まそらの高い丘に、鐘楼を営んだのは、寺号は別にあろう、皆梅鉢寺と覚えている。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いったい般若の真空しんぐうの上よりいえば、客観的に宇宙の森羅万象すべてのものが空であったがごとく、主観的にも、宇宙の真理を語る所の、智慧ちえそのものもまた空だ、というのが、「無明もない」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
いわゆる真空エアぽけっとなるものは絶対に存在しません。BUMPと称する小急下降運動は、ちょうど船に波浪が作用するように、気流の上下動に乗って機が小刻みに揺れるだけのことです。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)