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真空
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まそら
ふりがな文庫
“
真空
(
まそら
)” の例文
旧字:
眞空
清水の
真空
(
まそら
)
の高い丘に、鐘楼を営んだのは、寺号は別にあろう、皆梅鉢寺と覚えている。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
拝殿
(
はいでん
)
の
裏崕
(
うらがけ
)
には
鬱々
(
うつうつ
)
たる其の公園の森を
負
(
お
)
ひながら、
広前
(
ひろまえ
)
は一面、
真空
(
まそら
)
なる太陽に、
礫
(
こいし
)
の影一つなく、
唯
(
ただ
)
白紙
(
しらかみ
)
を
敷詰
(
しきつ
)
めた
光景
(
ありさま
)
なのが、
日射
(
ひざし
)
に、やゝ
黄
(
きば
)
んで、
渺
(
びょう
)
として、
何処
(
どこ
)
から散つたか
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
拝殿の
裏崕
(
うらがけ
)
には
鬱々
(
うつうつ
)
たるその公園の森を負いながら、
広前
(
ひろまえ
)
は一面、
真空
(
まそら
)
なる太陽に、
礫
(
こいし
)
の影一つなく、ただ
白紙
(
しらかみ
)
を敷詰めた
光景
(
ありさま
)
なのが、
日射
(
ひざし
)
に、やや
黄
(
きば
)
んで、
渺
(
びょう
)
として、どこから散ったか
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幽
(
かすか
)
に、
互
(
たがい
)
の顔の見えた時、
真空
(
まそら
)
なる、山かづら、山の
端
(
は
)
に、
朗
(
ほがらか
)
な女の声して
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“真空”の意味
《名詞》
真 空(しんくう)
気体が全く存在しない状態。
(出典:Wiktionary)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“真空”で始まる語句
真空管
真空喞筒
真空溶媒