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真空
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しんくう
ふりがな文庫
“
真空
(
しんくう
)” の例文
旧字:
眞空
(ははあ、ここは空気の
稀薄
(
きはく
)
が
殆
(
ほと
)
んど
真空
(
しんくう
)
に
均
(
ひと
)
しいのだ。だからあの
繊細
(
せんさい
)
な衣のひだをちらっと
乱
(
みだ
)
す風もない。)
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
宛も
真空
(
しんくう
)
の中に於けるがように、何物にも遮らるることのないその光が、如何にくっきりとした日向と影とを、地面の上に投げてるかを見る時、人は殊に深く秋を感ぜさせられる。
秋の気魄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
雲母
(
マイカ
)
か何かで、
十六武蔵
(
じゅうろくむさし
)
ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、
水晶
(
すいしょう
)
の糸で釣るして、
真空
(
しんくう
)
のうちに置いて、この円盤の
面
(
めん
)
へ
弧光燈
(
アークとう
)
の光を直角にあてると、この円盤が光に
圧
(
お
)
されて動く。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そんなら何がその川の水にあたるかと
言
(
い
)
いますと、それは
真空
(
しんくう
)
という光をある
速
(
はや
)
さで
伝
(
つた
)
えるもので、
太陽
(
たいよう
)
や
地球
(
ちきゅう
)
もやっぱりそのなかに
浮
(
う
)
かんでいるのです。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“真空”の意味
《名詞》
真 空(しんくう)
気体が全く存在しない状態。
(出典:Wiktionary)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“真空”で始まる語句
真空管
真空喞筒
真空溶媒