“装(つくろ)” の例文
旧字:裝
とは言ふものゝ、何気ない様子を装(つくろ)つて、自分は座蒲団を敷いて座り、客には白い毛布を四つ畳みにして薦(すゝ)めた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『恐しい世の中だ』——斯う考へ乍ら、あの夫婦の暗い秘密を自分の身に引比べると、さあ何となく気懸りでならない。やがて、故意(わざ)と無頓着な様子を装(つくろ)つて、ぶらりと休茶屋の外へ出て眺めた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
と、しかし、校長は何気ない様子を装(つくろ)ひ乍(なが)ら尋ねた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)