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街衢
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ちまた
ふりがな文庫
“
街衢
(
ちまた
)” の例文
こんな調子で、あだかも繁華な
街衢
(
ちまた
)
を歩く人が、右に往き、左に往きして、
他
(
ひと
)
を避けようとするように、実はなるべく弟に触るまい触るまいとしていた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼に属せざる者かれの天幕に住み……彼の跡は地に絶え彼の名は
街衢
(
ちまた
)
に伝わらじ……彼はその民の中に子もなく孫もあらじ……これが日(審判を受けし日)を
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
こころに
苦
(
にが
)
い移住を告げて、内側から凍りつく鰊のたぐひを啖ひ、日毎無頼の
街衢
(
ちまた
)
から出はづれては歌もなく、鉄のやうな杳かの湾流がもたらす風の、勒々とした酔ひのひと時を怖れた彼等。
逸見猶吉詩集
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
をりをりは忍び入るらむ
戯
(
おど
)
けたる
街衢
(
ちまた
)
の
囃子
(
はやし
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
見よ、
苦
(
にが
)
き
闇
(
やみ
)
の
滓
(
をり
)
街衢
(
ちまた
)
には
淀
(
よど
)
みとろげど
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
『
青甕
(
あをがめ
)
ぞ。』——
街衢
(
ちまた
)
に聲す。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
古き
醋甕
(
すがめ
)
と
街衢
(
ちまた
)
の
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
衢
漢検1級
部首:⾏
24画
“街”で始まる語句
街
街道
街路
街燈
街上
街頭
街中
街角
街々
街樾