“薬箱”の読み方と例文
旧字:藥箱
読み方割合
くすりばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まきを割る。飯をく。拭き掃除そうじをする。おまけに医者が外へ出る時は、薬箱くすりばこを背負ってともをする。
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
松蔵まつぞうは、うたうたいとなりました。かつて、おじいさんがそうであったように、脊中せなかに、ちいさな薬箱くすりばこって、バイオリンをきながら、らぬ他国たこくたびしてあるいたのです。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
これをていたとしちゃんは、この薬箱くすりばこげたおじさんが、かわいそうになりました。
小さな年ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)