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薄給
ふりがな文庫
“薄給”の読み方と例文
読み方
割合
はっきゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はっきゅう
(逆引き)
今も昔のごとく
薄給
(
はっきゅう
)
に
甘
(
あま
)
んじ下男同様の
粗衣
(
そい
)
粗食を受け収入の全額を挙げて春琴の用に供したその他経済を切り詰めるため奉公人の数を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
自分は実に
薄給
(
はっきゅう
)
でありながらよく働く、
俥夫
(
しゃふ
)
さえも月に三十円、四十円の収入があるのに、自分の給料はその半額にだも足らぬ。低いものである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
このなつかしさに対しては、去年の夏から
互
(
たがい
)
に許し合っている水泳場近くの
薄給
(
はっきゅう
)
会社員の
息子
(
むすこ
)
薫
(
かおる
)
少年との小鳥のような肉体の
戯
(
たわむ
)
れはおかしくて、
想
(
おも
)
い出すさえ
恥
(
は
)
じを感ずる。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
薄給(はっきゅう)の例文をもっと
(3作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
給
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄給”のふりがなが多い著者
新渡戸稲造
谷崎潤一郎
岡本かの子