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薄命
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ふしあはせ
ふりがな文庫
“
薄命
(
ふしあはせ
)” の例文
吾儕
(
わがみ
)
が先立てば誰とて後で
父樣
(
とゝさま
)
の御介抱をば申し上ん夫を思へば
捨兼
(
すてかね
)
る生命を捨ねば惡名を
雪
(
すゝぐ
)
に難き
薄命
(
ふしあはせ
)
お目覺されし其後に此
遺書
(
かきおき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
だとて我が今理屈を味方にするでもない、世間を味方にするでもない、汝が手腕の有りながら
不幸
(
ふしあはせ
)
で居るといふも知つて居る、汝が
平素
(
ふだん
)
薄命
(
ふしあはせ
)
を口へこそ出さね
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
十兵衞感応寺にいたりて朗圓上人に
見
(
まみ
)
え、涙ながらに辞退の旨云ふて帰りし其日の味気無さ、煙草のむだけの気も動かすに力無く、
茫然
(
ぼんやり
)
としてつく/″\我が身の
薄命
(
ふしあはせ
)
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
まあ出来るだけの世話は為たつもり、然し恩に被せるとおもふて呉れるな、上人様だとて汝の
清潔
(
きれい
)
な腹の中を
御洞察
(
おみとほし
)
になつたればこそ、汝の
薄命
(
ふしあはせ
)
を気の毒とおもはれたればこそ今日のやうな御諭し
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“薄命”の意味
《名詞》
薄命(はくめい)
若くして死ぬこと。
不幸せなこと。薄幸。
(出典:Wiktionary)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷