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落
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さげ
ふりがな文庫
“
落
(
さげ
)” の例文
まるで落語の
落
(
さげ
)
のようなわけなンで。……金付馬が鶴岡を出たのが先月の二十二日。伏鐘は江戸にいてちゃんとそれがわかっていた。
顎十郎捕物帳:19 両国の大鯨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
なにをしゃべったかわからないままに、やっとのことに
落
(
さげ
)
だけつけると、ろくすっぽお辞儀もしないでそのまま楽屋へ飛び下りてきた。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
「
呆
(
あき
)
れた野郎だ、その笑う馬が木場にいるから、甲州屋へ行くついでに案内しようという話だろう、
落
(
さげ
)
はちゃんと解っているよ」
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ハッと吐胸を突かれたときはもう遅く、あれよあれよといううちにとんとんと噺は運ばれ、やがてアッサリ
落
(
さげ
)
まで付けられてしまった。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
もう、これだけだって、はなしの
落
(
さげ
)
はついているのだ。……どれ、これから叔父貴のところへ行って、小遣にありついてくべいか
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
受けるままに馬道の噺はお白洲の大岡さまお裁きまでいってしまって、「大工は棟梁仕上げを御
覧
(
ろう
)
じませ」の
落
(
さげ
)
といっしょに大へんな受け方をして揚々と下りてきた。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
「そうとばかりは言われねえさ。……これで
落
(
さげ
)
になったわけじゃない、まだ後があるのだ」
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「なるほど、こいつアいいや、ちゃんと、
落
(
さげ
)
がついている」
顎十郎捕物帳:15 日高川
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
余計なことをいってしまって、かえって圓朝に
落
(
さげ
)
を取られた
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“落”を含む語句
落着
落籍
洒落
墜落
落葉松
陥落
部落
落胆
落魄
落付
落下傘
落花
落下
零落
落人
落葉
破落戸
聚落
落日
洒落気
...