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萎
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しょ
ふりがな文庫
“
萎
(
しょ
)” の例文
お国は
萎
(
しょ
)
げたような顔をして黙ってしまった。そうして猪口を下において何やら考え込んだ。その顔を見ると、「新さんの心は私にはちゃんと見え透いている。」
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
幸子が
萎
(
しょ
)
げているのを見ると、そんなに悲観なさらないでもよい、丹生夫人は
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、私は今後もお世話するつもりでおりますなどと云ってくれたが、なお余談として例の眼の縁が話題に出
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
雪子は七月に出て来る時に、大体二箇月ぐらいは此方に置いて貰えようかと云う腹があったのに、明後日立たなければならないとすると、
聊
(
いささ
)
か当てが外れるので、内心
萎
(
しょ
)
げているところもあった。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
お作は急に
萎
(
しょ
)
げてしまう。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「あなたは今日は妙に
萎
(
しょ
)
げておられるね。何か
仔細
(
しさい
)
があるんですか」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
先日ノ
諍
(
いさかい
)
ガマダ頭ニ残ッテイテ、少シイツモヨリ
萎
(
しょ
)
ゲテイル。
瘋癲老人日記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
萎
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“萎”を含む語句
萎縮
萎靡
萎々
打萎
足萎
萎氣
濡萎
萎微
萎気
気萎
萎枯
萎縮腎
凋萎
萎黄病
萎靡凋落
萎靡因循
萎靡振
身萎
萎靡沈滞
萎靡沈衰
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