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若御新造
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わかごしんぞ
ふりがな文庫
“
若御新造
(
わかごしんぞ
)” の例文
見れば、友禅の
炬燵蒲団
(
こたつぶとん
)
に胸を
埋
(
うず
)
めて、ちょっと澄まし気味の
丸髷
(
まるまげ
)
の
若御新造
(
わかごしんぞ
)
が、こっちの入るときからの身ごなしをにやにやと
頭
(
ず
)
の高い顔して眺めている。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此
(
これ
)
はさすがに、
井戸端
(
ゐどばた
)
で、
名
(
な
)
のり
懸
(
か
)
けるわけには
行
(
い
)
かない、さりとて
用人
(
ようにん
)
の
若御新造
(
わかごしんぞ
)
、さして
深窓
(
しんさう
)
のと
云
(
い
)
ふではないから、
隨分
(
ずゐぶん
)
臺所
(
だいどころ
)
に、
庭前
(
ていぜん
)
では
朝
(
あさ
)
に、
夕
(
ゆふ
)
に、
其
(
そ
)
の
下
(
した
)
がひの
褄
(
つま
)
の
媚
(
なまめ
)
かしいのさへ
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“若御新”で始まる語句
若御新姐