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花葩
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はなびら
ふりがな文庫
“
花葩
(
はなびら
)” の例文
川音がタタと
鼓草
(
たんぽぽ
)
を打って花に日の光が動いたのである。濃く
香
(
かぐわ
)
しい、その
幾重
(
いくえ
)
の
花葩
(
はなびら
)
の
裡
(
うち
)
に、
幼児
(
おさなご
)
の姿は、二つながら吸われて消えた。
若菜のうち
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこでさっそくにその
花葩
(
はなびら
)
を摘み採り、試みに白のハンケチにすりつけてみたところ少しも濃淡なく一様に藤色に染んだので
カキツバタ一家言
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
サラミスの
長人
(
せいたか
)
アヤース、ギリシア軍のトロイ攻めに武勇抜群だったが敵味方ともオジッセウス戦功無双と讃めしを
憾
(
うら
)
み自殺した、その血から紫の百合
花葩
(
はなびら
)
にアイ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
(蓮の花をむしりて、二人の前にその
花葩
(
はなびら
)
を雪のごとくに敷く。)
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
私は
熟
(
つらつ
)
らそれを眺めている内に我が邦上古にその花を衣に摺ったという事を思い浮べたので、そこで早速にその
花葩
(
はなびら
)
を摘み採り試みに白のハンケチに摺り付けて見た所
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
葩
漢検1級
部首:⾋
12画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車