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芝愛宕下
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しばあたごした
ふりがな文庫
“
芝愛宕下
(
しばあたごした
)” の例文
私
(
わたくし
)
は
昨年
(
さくねん
)
の十二
月
(
ぐわつ
)
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
桜川町
(
さくらがはちやう
)
へ
越
(
こ
)
しまして、
此春
(
このはる
)
は
初湯
(
はつゆ
)
に
入
(
はい
)
りたいと
存
(
ぞん
)
じ、つい
近辺
(
きんぺん
)
の
銭湯
(
せんたう
)
にまゐりまして「
初湯
(
はつゆ
)
にも
洗
(
あら
)
ひのこすや
臍
(
へそ
)
のあか」
年始まはり
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
はじめ
御国許
(
おくにもと
)
のつとめだったのが、のちに江戸詰めとなったのだそうで、私は
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
の御中屋敷で生れた。
日本婦道記:桃の井戸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
例へば
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
なる
青松寺
(
せいしようじ
)
の前を流れる下水を昔から
桜川
(
さくらがは
)
と呼び又
今日
(
こんにち
)
では全く
埋尽
(
うづめつく
)
された
神田鍛冶町
(
かんだかぢちやう
)
の下水を
逢初川
(
あひそめがは
)
、
橋場総泉寺
(
はしばそうせんじ
)
の裏手から
真崎
(
まつさき
)
へ出る
溝川
(
みぞかは
)
を
思川
(
おもひがは
)
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
下谷佐竹ヶ原、
根津
(
ねづ
)
、
入谷
(
いりや
)
、
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
、小石川柳町、
早稲田鶴巻町
(
わせだつるまきちょう
)
辺、いづれも話には聞きたれど、これらは親しく尋ね究むる暇なかりしものなればここには記さず。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
例えば
芝愛宕下
(
しばあたごした
)
なる
青松寺
(
せいしょうじ
)
の前を流れる下水を昔から
桜川
(
さくらがわ
)
と呼びまた今日では全く
埋尽
(
うずめつく
)
された神田
鍛冶町
(
かじちょう
)
の下水を
逢初川
(
あいそめがわ
)
、
橋場総泉寺
(
はしばそうせんじ
)
の裏手から
真崎
(
まっさき
)
へ出る溝川を
思川
(
おもいがわ
)
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
宕
漢検準1級
部首:⼧
8画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
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