“自縄自縛”の読み方と例文
旧字:自繩自縛
読み方割合
じじょうじばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自身に対しては「代々の撰集世々の歌仙、詠み残せる風情あるべからず」という自縄自縛じじょうじばくになってしまう。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
のどまでその人の名を洩らしかけたが、邪推ぶかいひもの宅助に、これ以上な気を廻させては、いよいよ自縄自縛じじょうじばくもとを招くばかりと思いなおして、ホ、ホ、ホ、ホ
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうえ、それ自らとして独立した実感を持つにしても、部分と部分との連絡の際に、曲芸を行わない限り自由に進行もできないような自縄自縛じじょうじばくにおちいる危険はありはしまいか。
文章の一形式 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)