)” の例文
二条の院へ帰っても西の対へは行かずに、自身の居間のほうに一人しをしたが眠りうるわけもない。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
未明に一人しの床をお離れになって妻戸をお押しあけになると、前庭の草木の露の一面に光っているのが、渡殿わたどののほうの入り口越しに見えた。縁の外へお出になって
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)