臓物ぞうもつ)” の例文
あれから宅では十八銭のブリスケ料理だの牛の尾の料理だのと徳用なお料理ばかり致しますがその外に臓物ぞうもつ料理は皆んな直段ねだんやすくって味が好いと伺ったそうです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
このほか同じような売春婦殺しがその間にはさまっているのだが、子宮の紛失、陰部を斬り取られていること、臓物ぞうもつもてあそんで変態的にふけった証跡しょうせきなど、体の惨状と犯行の手段
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
臓物ぞうもつの割りにゃあ血が飛んでいねえ。いや、飛んじゃあいるがせいがねえ。」
蝲蛄ざりがにるのには、𨿸の臓物ぞうもつ牛豚ぎゅうぶたなどのくずより、猫の肉が一番いい」
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
いずれもその生殖器が斬りかれ、えぐり出され、そこから手を挿入そうにゅうして大腸、内部生殖器官、その他の臓物ぞうもつが引き出されてあって、まことに正視に耐えない光景をていしているのである。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
... 食慣たべなれると牛の肉よりもこういう臓物ぞうもつの方が好きになるそうです」小山
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
臓物ぞうもつ料理も尽くる事なし、お登和嬢める色なく
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
こうしのレバー 冬 第二百八十九 牛の臓物ぞうもつ
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)