“ぞうもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雑物64.7%
臓物29.4%
贈物5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手を叩いて女中を呼び、「おいねえさん、銚子ちょうしの代りを……熱く頼むよ。それから間鴨あいをもう二人前、雑物ぞうもつを交ぜてね」
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
このほか同じような売春婦殺しがその間にはさまっているのだが、子宮の紛失、陰部を斬り取られていること、臓物ぞうもつもてあそんで変態的にふけった証跡しょうせきなど、体の惨状と犯行の手段
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
さて入寺にゅうじ登山の日となれば、二ちょう山轎やまかごの荷持ちの男どもが五台山へさしていった。すでに一山の長老や僧衆とも、得度とくどの式、贈物ぞうもつ施入せにゅう、あとの祝いなど、諸事しめし合せはついている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)