“腎虚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんきょ50.0%
じんきよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭は茶筅髷ちゃせんまげ熨斗目のしめの着物、腰みの、唐人姿の乙姫さまが、やいのやいのというもてなしに腎虚じんきょ寸前、ホームシックになり、帰りてみれば「色即是空」。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
ほんとうに天性の淫乱というのが、この穀屋の後家様だあな。へ、へ、浅さんもかわいそうに腎虚じんきょで殺されちまったなあ。高山の町からもえらいのが出たものさ。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
或人は腎虚じんきよしたのだと云つてゐる。然しまた或人は、若い細君が盛んなので、それ以上に堪へることが出來ないのだと云つてゐる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
はいわたくしうからまゐつてります、おやまア、岩田屋いはたや旦那だんなだよ、貴方あなた腎虚じんきよなんでせう。男「馬鹿ばかをいへ、さうしておめえだれだツけ。女「柳橋やなぎばしのおぢうでございますよ。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)