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能管
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のうかん
ふりがな文庫
“
能管
(
のうかん
)” の例文
「いや、城内は相かわらずで、深更まで
狭間
(
はざま
)
に
明々
(
あかあか
)
と
燈火
(
ともしび
)
が望まれ、どうかすると
濠水
(
ほりみず
)
に、悠長な
能管
(
のうかん
)
の音や
小鼓
(
こつづみ
)
の鳴りひびいていたりすることもありますが」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中から出たのは、平凡な
能管
(
のうかん
)
の
賦
(
ふ
)
が一冊、それを膝の前に開いて春日藤左衛門は見詰めました。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
尺八じゃありませんよ、お
神楽笛
(
かぐらぶえ
)
の横笛なんで、
能管
(
のうかん
)
でもあることか、ただの横笛ですよ。
銭形平次捕物控:349 笛吹兵二郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼方の舞台から聞えてくる
能管
(
のうかん
)
や
鼓
(
つづみ
)
の急拍子によって、老公には番組の進行がわかっているらしいのである。そしてここに身をおいている限りのある時間に胸は
急
(
せ
)
かれてくるらしかった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“能管”の意味
《名詞》
能楽や長唄で使用される横笛。
(出典:Wiktionary)
“能管”の解説
能管(のうかん)は、日本の横笛の一つである。能だけではなく歌舞伎、寄席囃子や祇園囃子でも用いられる。竹製のエアリード楽器の一つであるが、独特の音を生むために内径の狭い部分が作られているのが特徴である。
(出典:Wikipedia)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
管
常用漢字
小4
部首:⽵
14画
“能”で始まる語句
能
能登
能力
能々
能書
能代
能事
能弁
能美
能勢