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胸許
ふりがな文庫
“胸許”の読み方と例文
読み方
割合
むなもと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むなもと
(逆引き)
傍
(
かたわら
)
へかけよってみると、乗組員の一人である飛行士が白いシャツの
胸許
(
むなもと
)
のところを
真赤
(
まっか
)
に染めて倒れていた。調べてみると、彼は心臓の真上を一発の弾丸で射ぬかれて死んでいた。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
恐れ入っていた長太を
覘
(
ねら
)
って、
胸許
(
むなもと
)
からグサとその槍を突き通しました。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
五月躑躅
(
さつき
)
の葉蔭に、学生服の少年が
咽喉
(
のど
)
から
胸許
(
むなもと
)
にかけ
真紅
(
まっか
)
な血を浴びて
仰向
(
おあむ
)
けに
仆
(
たお
)
れていた。青年は芝草の上に膝を折って、少年の脈搏を調べ、
瞼
(
まぶた
)
を開いて
瞳孔
(
どうこう
)
を見たが、もう全く事切れていた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
胸許(むなもと)の例文をもっと
(3作品)
見る
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸算
胸高
胸乳
“胸許”のふりがなが多い著者
中里介山
海野十三