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胴田貫
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どうたぬき
ふりがな文庫
“
胴田貫
(
どうたぬき
)” の例文
目をつぶって、
覚悟
(
かくご
)
をしろ、逃げようとしても、それは
無駄
(
むだ
)
だぞ——と、おそろしい
威迫
(
いはく
)
の目をもって、
胴田貫
(
どうたぬき
)
の大刀を面前にふりかぶった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それかといって特に刀に奇を
衒
(
てら
)
ったふうもないし、慶長ばやりの
胴田貫
(
どうたぬき
)
だとか
厚重
(
あつがさね
)
だとかいう、いわゆる
強刀
(
ごうとう
)
や
大業刀
(
おおわざもの
)
らしい物を用いなかったことがわかる。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戦国時代の
猛者
(
もさ
)
が好んでさした、
胴田貫
(
どうたぬき
)
の
厚重
(
あつがさ
)
ねという刀である。竹童ぐらいな細い首なら、三つや四つならべておいても
優
(
ゆう
)
に斬れるだろうと思われるほどな。——
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刺叉を引っ
奪
(
た
)
くられた男が、真っ先にその得物の先で髪を引っかけられた。四、五人叩き伏せておいて、虚空へさっと
閃
(
ひらめ
)
かしたのは彼の腰に横たえていた
胴田貫
(
どうたぬき
)
らしい大太刀である。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれどそれは三尺に近いもので、いわゆる
胴田貫
(
どうたぬき
)
という分厚い
刃金
(
はがね
)
である。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
胴
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
貫
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
“胴”で始まる語句
胴
胴中
胴衣
胴間声
胴忘
胴乱
胴顫
胴服
胴巻
胴体