“背皮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せがわ83.3%
クロス16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方四名の部下の連中は本箱から図書を一冊ずつ引っ張り出してページを一枚二枚探り開け、はては背皮せがわまで突ついて見ておる。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
宗近君は机の上にあるレオパルジを無意味に取って、背皮せがわたてに、勾配こうばいのついたけやきの角でとんとんと軽くたたきながら、少し沈吟ちんぎんていであったが、やがて
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
西日が一パイに這入はいるような店だと背皮クロスがミンナ離れちゃいますからね。ヘヘヘ……。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)