トップ
>
肥滿
>
ふと
ふりがな文庫
“
肥滿
(
ふと
)” の例文
新字:
肥満
布袋の樣に
肥滿
(
ふと
)
つた、モウ五十近い氣丈の
主婦
(
おかみ
)
も、
外見
(
みかけ
)
によらぬ親切者、女中は小さいのを合せて三人居た。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
私はそのかげで毎夜美くしい姉上や
肥滿
(
ふと
)
つた氣の輕るい乳母と一緒に眠るのが常であつた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
心
(
こゝろ
)
利
(
き
)
いて、すばやい
春葉
(
しゆんえふ
)
だから、「
水
(
みづ
)
だ、
水
(
みづ
)
だ。」と、もう
臺所
(
だいどころ
)
で
呼
(
よ
)
ぶのが
聞
(
きこ
)
えて、
私
(
わたし
)
が
驅
(
かけ
)
おりるのと、
入違
(
いれちが
)
ひに、
狹
(
せま
)
い
階子段
(
はしごだん
)
一杯
(
いつぱい
)
の
大丸
(
おほまる
)
まげの
肥滿
(
ふと
)
つたのと、どうすれ
合
(
あ
)
つたか
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
主婦
(
おかみ
)
にも劣らず
肥滿
(
ふと
)
つた小さい眼と小さい鼻を掩ひ隱す程頬骨が突出て居て、額の極めて狹い、氣の毒を通越して滑稽に見える程不恰好な女中が來て、一時間許りも
不問語
(
とはずがたり
)
をした。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
明日
(
あす
)
は忘れむ、
肥滿
(
ふと
)
れる君よ。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
肥
常用漢字
小5
部首:⾁
8画
滿
部首:⽔
14画
“肥滿”で始まる語句
肥滿人
肥滿女