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肌膚
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はだえ
ふりがな文庫
“
肌膚
(
はだえ
)” の例文
苦しさに堪えかねて、
暫時
(
しばし
)
路傍
(
みちのべ
)
に
蹲
(
うずく
)
まるほどに、夕風
肌膚
(
はだえ
)
を侵し、
地気
(
じき
)
骨に
徹
(
とお
)
りて、
心地
(
ここち
)
死ぬべう覚えしかば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
家内はお菊の胸の
辺
(
あたり
)
を
展
(
ひろ
)
げた。白い、柔い、そして子供らしい
肌膚
(
はだえ
)
が私達の眼にあった。学士は洋服の筒袖を
捲
(
まく
)
し上げて、決心したような態度で、注肘の針に薬を満たした。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
真夏の日中と
雖
(
いえど
)
も、
肌膚
(
はだえ
)
が粟立つばかりの低温を保っているのでありますが、殊に只今は深夜の事とて、その気味の悪い静けさは、死人の呼吸も聞えるかと疑われるくらい……。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
淡紅の
肌膚
(
はだえ
)
ふくよかであることだ!
日記:09 一九二三年(大正十二年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
肌
常用漢字
中学
部首:⾁
6画
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
“肌”で始まる語句
肌
肌理
肌着
肌身
肌寒
肌合
肌襦袢
肌目
肌衣
肌脱