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肉漿
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にくしょう
ふりがな文庫
“
肉漿
(
にくしょう
)” の例文
肉漿
(
にくしょう
)
と泥とに、着物は生昆布のように濡れて、縞目も判りませんが、左の胸へは脇差が一本、深々と突っ立って、赤錆に錆びております。
銭形平次捕物控:049 招く骸骨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
...
絞
(
しぼ
)
って
肉漿
(
にくしょう
)
にする時にも必ずジャガ薯を食べるのはその訳だ。君今度の御馳走は長崎有名の
角煮
(
かくに
)
だからよく味ってくれ給え」客「色々御馳走が出来るね」主人
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
しかし
肉漿
(
にくしょう
)
や膿血は拭ひ得てもその欲情の
難
(
くるし
)
みのしんは残つてゐる。この老いにしてなほ触るれば物を
貪
(
むさぼ
)
り恋ふるこころのたちまち
鎌首
(
かまくび
)
をもたげて来るのに驚かれた。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
肉漿
(
にくしょう
)
飛び交い、
碧血
(
へきけつ
)
草を染むる。
悽愴
(
せいそう
)
比なき乱軍であったことを、証するものであるともいえよう。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこを、董卓の家臣たちが、背から突き、頭から斬り下げたので、車蓋まで鮮血は飛び、車の歯にも
肉漿
(
にくしょう
)
がかかって、赤い線がからまってぐわらぐわらまわって行くように見えた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
肉漿
(
にくしょう
)
春 第三十二 料理の原則
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
漿
漢検1級
部首:⽔
15画
“肉”で始まる語句
肉
肉体
肉桂
肉塊
肉汁
肉體
肉刺
肉叉
肉身
肉置