トップ
>
聞耳
ふりがな文庫
“聞耳”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ききみみ
70.0%
きゝみゝ
30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ききみみ
(逆引き)
いったい何を落したのか、それも言わないで夜中に変な人だと
聞耳
(
ききみみ
)
をすますと、もう小路を曲って行ったのか、足音もしなくなっていた。
蛾
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
今這入った女の動静をそっと塀の外から
窺
(
うかが
)
うというよりも、むしろ須永とこの女がどんな
文
(
あや
)
に二人の
浪漫
(
ロマン
)
を織っているのだろうと想像するつもりであったが、やはり
聞耳
(
ききみみ
)
は立てていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
聞耳(ききみみ)の例文をもっと
(7作品)
見る
きゝみゝ
(逆引き)
博士は
中單
(
チヨキ
)
の
鈕
(
ボタン
)
を嵌め掛けた手を
停
(
とゞ
)
めて、
聞耳
(
きゝみゝ
)
を立てた。この「どこか徃つてよ」には、博士は懲りてゐる。
半日
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
梯子段にも廊下にも、宿の女中や娘や料理人が、昂奮した樣子で、しかも面白さうに
聞耳
(
きゝみゝ
)
を立てゝ居た。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
聞耳(きゝみゝ)の例文をもっと
(3作品)
見る
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞惚
聞書
聞糺
聞人
聞合
検索の候補
耳聞
耳聞猶気絶
“聞耳”のふりがなが多い著者
与謝野寛
室生犀星
水上滝太郎
江戸川乱歩
夏目漱石
与謝野晶子
森鴎外