老狐らうこ)” の例文
老狐らうこ婦女ふぢよばかしていんするもあり、いんせられし女はかならずかみをみだし其処にして熟睡じゆくすいせるがごとし、そのよしをたづぬれども一人も仔細しさいをかたりし女なし、みな前後ぜんごをしらずといふ
乗円 咄、此老狐らうこみだりに愚民をたぶらかし居るな。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)