絶好ぜっこう)” の例文
「おいM、明日あすはしっかりやってくれ、日本人の名声をあげるには絶好ぜっこうの機会だ、どうか祖国のために万丈ばんじょう気炎きえんをはいてくれ!」
国際射的大競技 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
人道上じんどうじょうには反するけれど、絶好ぜっこうの場面だ。ケン、ラウダ、玉太郎、早く救助に行ってくれ、僕もすぐあとを追う」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これこそ、おしろの中へはいって、ガチョウがどうなったかを見さだめる絶好ぜっこう機会きかいです。そう思ったニールスは、すぐさまドウランの中にとびこみました。
「討つは今だ。絶好ぜっこうなときだ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いっぽう、オーラは中庭なかにわにいるのは、じぶんひとりきりだと見てとりますと、いまこそトーケルンにいって、ヤッローと話をする絶好ぜっこう機会きかいだと思ったのでしょう。
「うん、誰が乗って来たのだろう、今の我々にはなんといっても絶好ぜっこうの味方だ。拝借はいしゃくしょう」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
アシは人間をよせつけないかわりに、ほかのたくさんのき物にとっては、絶好ぜっこうのかくれ場所となるのです。アシのあいだには、静かなみどりの水をたたえた、小さな池や堀割ほりわりがあります。
絶好ぜっこう舞台ぶたい
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)