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絵事
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かいじ
ふりがな文庫
“
絵事
(
かいじ
)” の例文
私はこれらの光景に接すると、
必
(
かならず
)
北斎あるいはミレエを連想して深刻なる絵画的写実の感興を
誘
(
いざな
)
い出され、
自
(
みずか
)
ら
絵事
(
かいじ
)
の心得なき事を悲しむのである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「春風馬堤曲」に
溢
(
あふ
)
れたる詩思の
富贍
(
ふせん
)
にして情緒の
纏綿
(
てんめん
)
せるを見るに、十七字中に屈すべき文学者にはあらざりしなり。彼はその余勢を以て
絵事
(
かいじ
)
を試みしかども大成するに至らざりき。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
初
(
はじめ
)
陸軍士官学校に入らむとして体格検査に合格せざりしかば、素志を
翻
(
ひるがえ
)
して
絵事
(
かいじ
)
に従へるなり。その
初
(
はじめ
)
武を以て身を立てんと欲せしはその家世〻征夷府に仕へて
徒士
(
かち
)
たりしによれるもの
歟
(
か
)
。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“絵事”の意味
《名詞》
絵画を描くこと。
(出典:Wiktionary)
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“絵”で始まる語句
絵
絵本
絵具
絵馬
絵端書
絵草紙
絵様
絵解
絵絹
絵師