たかんな)” の例文
幾度遣ってもたかんなの皮をくに異ならずでありまするから、呆れ果ててどうと尻餅、茫然ぼんやり四辺あたりみまわしますると、神農様の画像を掛けた、さっき女が通したのと同じ部屋へ、おやおやおや。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)