トップ
>
笑壺
>
えつぼ
ふりがな文庫
“
笑壺
(
えつぼ
)” の例文
「今日はなかなかおもしろかった」といって罪なく
笑壺
(
えつぼ
)
に入っている所はまことに人の好いもので、私たち夫婦は、つい貰い笑いをして
幕末維新懐古談:41 蘆の葉のおもちゃのはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
突然
足下
(
あしもと
)
から
雉子
(
きじ
)
が飛び出したのに驚かされたり,その驚かされたのが興となッて、一同
笑壺
(
えつぼ
)
に入ッたりして時のうつッたのも知らず、いよいよ奥深くはいッて往ッた。
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
いずこまで越したもうやとのわが問いは
貴嬢
(
きみ
)
を苦しめしだけまたかの君の
笑壺
(
えつぼ
)
に入りたるがごとし。かの君、
大磯
(
おおいそ
)
に一泊して明日は
鎌倉
(
かまくら
)
まで引っ返しかしこにて両三日遊びたき願いに候えど——。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ウーム……それから」と、
笑壺
(
えつぼ
)
にいって一心に聞く。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後
(
あと
)
に二人は顔見合せ、
徳孤
(
とくこ
)
ならずと
笑壺
(
えつぼ
)
に
入
(
い
)
る。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“笑”で始まる語句
笑
笑顔
笑止
笑談
笑靨
笑声
笑顏
笑窪
笑聲
笑止千万