“えつぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笑壺41.7%
餌壺33.3%
笑坪16.7%
笑壷8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突然足下あしもとから雉子きじが飛び出したのに驚かされたり,その驚かされたのが興となッて、一同笑壺えつぼに入ッたりして時のうつッたのも知らず、いよいよ奥深くはいッて往ッた。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
文鳥は気でも違ったように、小さいつばさをばたばたやる。その拍子ひょうしにまた餌壺えつぼきびも、鳥籠の外に散乱する。が、男は面白そうに、ただ敏子を眺めていた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
... 仕て居るかナア、実に卓眼には恐れいった」谷間田は笑壷えつぼに入り「フム恐れ入たか、そうおれて出れば未だきかせてる事が有る実はナ」
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)