立退たちのか)” の例文
與へて江戸表へ立退たちのかせたるに其後夫婦になりて取續とりつゞき今にてはまづ相應さうおうに暮して居ると申事其助けたる市之丞に此ほどめぐあひし處我々夫婦此樣に浪人して困窮こんきうに及ぶを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て土器を取上ず呵々から/\打笑うちわらひ將軍の御落胤ごらくいんとは大のいつはり者餘人は知らず此伊賀亮かくの如きあさはかなる僞坊主にせばうず謀計ぼうけいあざむかれんや片腹痛かたはらいたたくみかなと急に立退たちのかんとするを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
路金ろぎんとして立退たちのかばやと思ひしがどくくらはゞ皿迄さらまでとはこゝのことなりと片岡堀部前原なんどを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)