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立揚
ふりがな文庫
“立揚”の読み方と例文
読み方
割合
たちあが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちあが
(逆引き)
頤
(
おとがい
)
の長い顔をぼんやりと上げた、余り夫人の無雑作なのに、ちと気抜けの
体
(
てい
)
で、
立揚
(
たちあが
)
る膝が、がッくり、ひょろりと手をつき、
苦笑
(
にがわらい
)
をして、再び
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
うっかり緩めた
把手
(
ハンドル
)
に、
衝
(
つ
)
と動きを掛けた時である。ものの二三町は瞬く間だ。あたかもその距離の
前途
(
ゆくて
)
の右側に、
真赤
(
まっか
)
な人のなりがふらふらと
立揚
(
たちあが
)
った。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何某
(
なにがし
)
の教授が理化学の講座へ
立揚
(
たちあが
)
ったごとく、
風采
(
ふうさい
)
四辺
(
あたり
)
を払う。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
立揚(たちあが)の例文をもっと
(4作品)
見る
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞
“立揚”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花