“立太子”の読み方と例文
読み方割合
りったいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより前に、義良よしながには立坊りつぼう立太子りったいし)の議がきまっていたので、崩御の前日、譲位じょういがおこなわれ、即位は、後日に約された。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このたび、そう朝廷では、皇太子さまの立太子りったいしの儀がおこなわれ、すべての罪の者に、罪一等を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その立太子りったいしの式は、十一月十四日にげられた。——自然、花山院の御幽居もまた、一ト頃のきびしさを解かれ、ひいては、後醍醐と尊氏との仲も、次第に円満を加えてゆくかと思われた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)