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竈
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くど
ふりがな文庫
“
竈
(
くど
)” の例文
私が炬燵の中で——母と私とが一緒に寝る広い寝床の中で——目をさますと、母は既に起き出でて
竈
(
くど
)
の前で飯を炊いていた。
私の母
(新字新仮名)
/
堺利彦
(著)
福浦のあたりは、浜ひろがりに、石山の下を綺麗な水が流れて、女まじりに里人が
能登縮
(
のとちぢみ
)
をさらしていて、その
間々
(
あいあい
)
の
竈
(
くど
)
からは、塩を焼く煙が
靡
(
なび
)
く。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾ばくの落葉にかあらむ掃きよせて
竈
(
くど
)
には焚かず庭にして焚く
長塚節歌集:3 下
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私が何か言うと、「起きたかな、お目ざましをあぎょう」と言って母は
竈
(
くど
)
の
熱灰
(
あつばい
)
の中に埋めておいた朝鮮芋を取りだして、その皮をむいて持って来てくれた。
私の母
(新字新仮名)
/
堺利彦
(著)
しめりたる松葉を
竈
(
くど
)
に焚くけぶり糸瓜の花にまつはりてけぬ
長塚節歌集:3 下
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“竈(かまど)”の解説
かまど(竈)は、穀物や食料品などを加熱調理する際に火を囲うための調理設備。
(出典:Wikipedia)
竈
漢検準1級
部首:⽳
21画
“竈”を含む語句
土竈
竈馬
焼竈
竈辺
塩竈
病竈
竈山
瓦斯竈
竈場
大竈
石竈
竈神
庭竈
炭焼竈
泥竈
竈河岸
炭竈
土泥竈
七竈
竈屋
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