“能登縮”の読み方と例文
読み方割合
のとちぢみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福浦のあたりは、浜ひろがりに、石山の下を綺麗な水が流れて、女まじりに里人が能登縮のとちぢみをさらしていて、その間々あいあいくどからは、塩を焼く煙がなびく。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして名産の志賀晒布しがざらしまた能登縮のとちぢみをこの水でさらして、いつまでもそのめぐみをうけているということであります。(郷土研究三編。石川県羽咋郡志加浦村上野)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)