“突立上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つッたちあが50.0%
つったちあが25.0%
つゝたちあが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神職 (あばき出したる形代かたしろわら人形に、すくすくと釘のささりたるを片手に高く、片手に鉄槌をかざすと斉しく、威丈高いたけだか突立上つッたちあがり、お沢の弱腰よわごしどうる)汚らわしいぞ! 罰当ばちあたり。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手係りさえ出来れば、もう何のあぶないことはない。彼はその柱を力に、百五十尺の大空に突立上つったちあがった。颯爽さっそうたる金色の空の勇士。妙な心理だ。群集は賊が安全になったのを見て、やっと胸撫で下した。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さては敵陣手薄なりとや、いで此機をはづさず討取りくれん、と勇気身にあふれて常平太貞盛が突立上つゝたちあがる、チョン、チョ/\/\/\と幕が引けるところで、一寸おもしろい。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)