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稲荷町
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いなりちょう
ふりがな文庫
“
稲荷町
(
いなりちょう
)” の例文
住居というのは、やはり以前のどぶ
店
(
だな
)
の近くと見えます。
三味線堀
(
しゃみせんぼり
)
に沿ってあれから、
稲荷町
(
いなりちょう
)
の方角へ足を向けて行くと
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かれは
赭
(
あか
)
ら顔の小ぶとりに
肥
(
ふと
)
った男で、左の眉のはずれに
疱瘡
(
ほうそう
)
の痕が二つばかり大きく残っているのが眼についた。彼は
下谷
(
したや
)
の
稲荷町
(
いなりちょう
)
に住んでいる富蔵と名乗った。
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「ある段か、お前さん。こういうては何じゃけれど、田町の剃刀研、
私
(
わし
)
は広徳寺前を右へ寄って、
稲荷町
(
いなりちょう
)
の鏡研、自分達が早や
変化
(
へんげ
)
の
類
(
たぐい
)
じゃ、へへへへへ。」と
薄笑
(
うすわらい
)
。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
稲荷町
(
いなりちょう
)
でした」
冠婚葬祭博士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
すぐに下谷
稲荷町
(
いなりちょう
)
の女房の里方へ運んで、今夜はそこで内々の
通夜
(
つや
)
をするらしく、三河屋の家内はみな下谷へ出て行って、亭主の清吉ひとりが留守番をしているとの事であった。
半七捕物帳:53 新カチカチ山
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
お直の宿は
下谷
(
したや
)
の
稲荷町
(
いなりちょう
)
だというから、ともかくも尋ねて行ってみろよ
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“稲荷”で始まる語句
稲荷
稲荷様
稲荷鮨
稲荷山
稲荷鮓
稲荷神社
稲荷大明神
稲荷詣
稲荷下
稲荷堂