“稲荷神社”の読み方と例文
読み方割合
いなりじんじゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お山の稲荷神社いなりじんじゃを目的として、若様がたが代わる代わるなにか印の品をおいてまいることに計らいましょう」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
二百メートルばかりいくと、そこから向こうは急に高くがけになっていた。崖の上には稲荷神社いなりじんじゃの祠があった。このごろのこととて屋根はやぶれ軒は傾き、誰も番をしていない祠だった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「夜の十時にお裏山の稲荷神社いなりじんじゃへお一人ずつおでかけを願います。あそこへ硯箱すずりばこと帳面を用意しておきますから、ご参詣の証拠しょうこにお名前をおしたためになってお帰りください」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)